後続ピシャリ!朴賛浩、古巣斬り先勝

[ 2009年10月17日 06:00 ]

 【フィリーズ8-6ドジャース】連続世界一を狙うフィリーズが先勝した。試合の流れを呼び込んだのは、昨季までド軍に在籍していた朴賛浩。1点リードの7回無死二塁というしびれる場面で5番手として登板。5回に本塁打を放っていた主砲ラミレスには4球すべて内角を攻めて三ゴロ。残る2人をピシャリと抑えて8回の3得点を呼んだ。

 「一つずつアウトに取ることに集中していた。ブルペンではあまり良くなかったけど、自分の感覚以上の球を投げられた」。シーズン終盤に右太腿を痛めて地区シリーズは登録を外れた。9月16日以来1カ月ぶりの登板だったが、今季球宴以降、防御率1・85を誇る右腕へのマニエル監督の信頼は厚かった。昨季在籍した古巣相手の快投に「ファンがブーイングするし、悪い空気で頭にきていた」と笑った。
 ド軍の救援防御率3・14に対し、フ軍は3・91。不利と言われていた継投勝負をものにしたマニエル監督は「敵地での第1戦を獲ることは大きい」と表情を崩した。5回の2点二塁打で通算18打点とし、チームのポストシーズン打点記録を更新した主砲ハワードは「相手の本拠地でアドバンテージを奪って地元に戻りたい」と連勝を誓った。

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2009年10月17日のニュース