ノムさん 仙台ファンに報告「解雇という報告受けた」

[ 2009年10月17日 18:21 ]

CS第2ステージ進出を決め、ファンの声援に応える楽天・野村監督

 ノムさん、仙台で待ってるぞ――。プロ野球パ・リーグのクライマックスシリーズ第1ステージは17日、楽天の連勝で幕を閉じた。試合終了後、今季で退任する野村克也監督が「何としても頂点に立って、皆さんに恩返しをしたい」と宣言。ファンは温かい拍手と声援で札幌ドームへ乗り込むチームを後押しした。

 「球団から今シーズン限りで解雇という報告を受けました」。セレモニーで野村監督が打ち明けると、スタンドからは「のむらー」「そんなこと言うなよ」と悲鳴。「辞めてほしくない」「来年はいないのか」。退任を惜しむ声が次々漏れる。

 それでも監督は「1試合でも多く皆さんの前に立てるように、残り試合頑張ります」と力強く締めくくり、ファンは「野村イーグルス」の大合唱で応えた。

 仙台市の無職上野健さん(60)は「ここまで強くなれたのはノムさんのおかげ。最後に日本一になって有終の美を飾ってほしい」とエール。宮城県大河原町の看護師安部桂子さん(40)も「仙台で待っています」と目を赤くしながら話した。

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2009年10月17日のニュース