野村監督 未練や不満も…せめてもの慰めはファン

[ 2009年10月17日 18:44 ]

CS第2ステージ進出を決め、場内を一周する楽天・野村監督(手前)ら

 【楽天4-1ソフトバンク】

 最後になるかもしれない本拠地での試合後、あいさつした野村監督はファンに謝意を表し「何としても日本一になって恩返ししたい」と誓った。一方、報道陣に未練と球団への不満を口にした。
 ――4年間を振り返り。
 「仙台のファンは日本一。マナーはいいし、熱心だし、我慢強いし。せめてもの救い、慰め」
 ――試合は快勝だった。
 「2死からの得点が多くなってきたのは力がついた証拠。(田中は)ペース配分していたのが感心しない。若いんだから全力投球、一球入魂で。今から投球術を覚えようとしていることが不満」
 ――第一関門を突破。
 「疲れた。久しぶりに興奮したわ。こういう緊張感の中で人間は成長していくんだなと実感した。選手の成長も感じた」
 ――それでも退任。
 「今まで積み上げてきたものを放り出すのが心残り。もう1年間欲しかった。(球団は)契約切れとしか言わない。頭からクビにしたいんだから…。情愛もなければ評価もない。非常に残念」
 ――第2ステージへ。
 「日本ハムは熟した、大人のチーム。アドバンテージの1勝は大きい。わがチームには大きなハンディ」

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2009年10月17日のニュース