安藤誤算…阪神 今季負け越し決定

[ 2009年10月3日 22:24 ]

 【阪神4-6ヤクルト】誤算は安藤だった。阪神の真弓監督は「先発がイニングを消化してくれないと…」と早々と降板した右腕を責めた。5年ぶりのシーズン負け越しが決まり、ヤクルトに同率3位で並ばれた。

 2―1と逆転した直後の3回だった。安藤は2死から梶本に右前打を打たれ、暴投で二進。宮本の右越え二塁打で追い付かれ、続く青木に右へ2ランを浴びた。この回限りで降板した右腕は無言を貫いた。

 4―4と味方打線が追い付いたが、6回に勝ち越し点を与えた。3番手の桟原がつかまったのは2イニング目。安藤の乱調で前倒しで継投に入り、久保投手コーチは「流れが悪いとこうなる」。思惑通りに試合を運べなかった。

 安藤は9月1日を最後に勝ち星から見放されている。先発陣の軸となるはずの男が勝てず、3位争いから抜け出す機会を逸した。

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2009年10月3日のニュース