照れ笑いの吉見“ごっちゃん”登板で16勝目

[ 2009年10月3日 17:17 ]

横浜に勝利し、浅尾(右端)からウイニングボールを受け取る吉見。左端は立浪

 【中日6―3横浜】「正々堂々」とはいえない形でリーグ単独トップの16勝目を挙げた中日の吉見は、ヒーローインタビューの要請を照れ笑いで断った。「野手の方やチェンにしっかり感謝しないと」。多くの報道陣に囲まれ、少し気恥ずかしそうだった。

 「(最多勝の)チャンスはなかなかないからな」と森バッテリーチーフコーチ。あと1イニングで勝利投手の権利を得るチェンに代わり、5―1の5回から登板した。6回に2ランを浴びるなど本調子ではなかったものの、8回までを2失点で無難に白星をつかんだ。

 15勝で並んでいた館山(ヤクルト)は3位争いの真っただ中。順位が確定している中日の状況が、さぞかし恨めしく思えたことだろう。何はともあれ、初タイトルに一歩近づいた吉見は「本当に緊張した。舞台をつくっていただいてありがたかったが、それで変にプレッシャーを感じた」と息をついた。

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2009年10月3日のニュース