おいしい場面いただき!「青木弁当」PR打

[ 2009年8月12日 06:00 ]

自身がプロデュースした弁当「青木のとり弁」を試食するヤクルト・青木

 【ヤクルト5―4横浜】ヤクルトは青木で始まり、青木で終わった。同点の延長11回1死満塁。打席には青木。ベンチでは今季6度目のサヨナラ勝利を信じて、デントナが水の入ったクーラーボックスを抱える。前進守備を敷く横浜守備陣の一、二塁間を鋭い打球が抜けていくと、二塁ベース付近で青木はびしょ濡れ。興奮冷めやらぬまま上がったお立ち台では「この後、ごはんが食べられそうにないくらいです」と息を弾ませた。

 今季はまだ1度も打率3割に到達していないが、後半戦の13試合では打率・340。一時は「心が折れそう」と漏らした時期もあったが、球宴第1戦でMVPを獲得したのを境に「過去と未来ばかり考えていた。一番大事な今に集中していなかった」と心のスイッチが切り替わった。
 初回に放った左翼席への9号ソロについて、淡口打撃コーチは「WBC後は左手がうまく使えず、体が開いていた。でも、あの本塁打は左手を使えてこそ。良くなってきたね」。チームの連敗も5で止まり、クライマックス進出マジック「40」が再点灯。青木は「これからです」と口元を引き締めた。

 ≪「青木のとり弁」販売へ≫青木自らがプロデュース、命名した弁当「青木のとり弁」が18~23日の阪神、巨人6連戦限定で、神宮球場内で販売されることになった。故郷・宮崎県のJA日向から直送された食材を使用したチキン南蛮、柚庵(しょうあん)焼きのほか、和菓子など青木の好物を加えたもの。「以前に試食した時よりもおいしくなっている。僕好みですね。具だくさんだから、この1個で満足できる」とPR。「青木のとり弁」は1個1200円(税込み)。

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2009年8月12日のニュース