遅刻したのが良かった?松井秀「完ぺき」な同点本塁打

[ 2009年8月12日 13:09 ]

 【ヤンキース7-5ブルージェイズ】3試合ぶりに5番で先発に復帰した松井秀が同点本塁打で逆転勝ちを呼んだ。3―4の八回先頭で、左腕カールソンから右翼席へ特大の17号ソロ。総立ちのファンにベンチでヘルメットを取って応え、「完ぺき。試合展開の中でもいい本塁打だったし、形としても最高だった」と喜んだ。

 「徐々に合ってきた」と言うように、ファウルでフルカウントまで粘り、8球目の甘く入ったスライダーをとらえた。7試合ぶりの一発で流れを変えると、次打者ポサダが連続本塁打。この回、計4点を奪い、7連勝後の2連敗を阻止した。
 チームはこの日の練習前、選手や関係者が気さくに敗因や気になる選手を挙げ、裁判長の判断で罰金を取る「カンガルー裁判」なる催しを行った。ところが、松井秀はこれを忘れて“無断欠席”。失敗をグラウンドで取り返し、「昔から遅刻すると打つんだよ」と苦笑いしていた。(共同)

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2009年8月12日のニュース