城島が久々の一発!日本人大リーガー400号

[ 2009年8月12日 06:00 ]

ホワイトソックス戦の6回に勝ち越しの2点本塁打を放ち、ホームインするマリナーズ・城島健司

 【マリナーズ11―2レイズ】マリナーズ・城島が同点の6回2死、2番手ペーニャから勝ち越しの4号2ラン。左足親指骨折を抱えながら放った5月25日アスレチックス戦以来の一発は、日本人大リーガー通算400号のメモリアル弾となった。

 「ケガから帰ってきて初めてなんでね。一番いい時に出ましたよね。手応えはありましたよ。甘~いとこに来たんで」
 投手は違ったが、前の2打席で打ち取られたスライダーを打った。しかも直球を待つ中で対応した一発だ。「相手も(直球狙いを)分かっているから簡単に真っすぐは来ない。それでも高めに浮いた変化球とか、内角の速い球を待ってのスライダーっていうのを、僕のスイングは(打てるように)築いてるわけですから」
 ワカマツ監督は「大きな一発が勝利をもたらしてくれた。あすも彼が先発になるだろう」と11日のスタメンを明言した。2度の故障の間に若手のジョンソンが台頭。出場機会が42試合にとどまっている城島だが「出してくれと願うより、出た時に結果を出して毎日のラインアップにまた戻ってくる」と力強く話した。

 ≪イチロー「きょうはジョーでいいんじゃないの」≫イチローは5回、一時は勝ち越しとなる適時打を放った。フルカウントから先発フロイドの外角カットボールに体を反応させ、中前にライナーで運んだ。一塁を回ったところで挟まれてアウトとなったが、これでメジャー通算2000安打まで残り29本、9年連続200安打まで34本に。試合後は会見を行わず「きょうはジョー(城島)でいいんじゃないの」とロッカーが隣の城島を持ち上げていた。

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2009年8月12日のニュース