巨人が23安打で16点!1分け挟み6連勝

[ 2009年8月12日 21:45 ]

7回、生還した鈴木(左)を笑顔で迎える巨人・原監督

 【巨人16-5広島】巨人打線が広島の夜空に、これでもかと安打の花火を打ち上げた。23安打、16得点はともに今季チーム最多。原監督は「こういう試合は年に1度あるかないか」と喜んだ。

 1―4の三回から打線に火が付いた。亀井の逆転3ランを含む5連打などで5点を奪い逆転。六回に坂本のソロで1点を加えると、7―5の七回に、この日最大の「猛打ショー」の幕が上がった。
 広島の3投手に対して、打者14人で9安打を浴びせ、今季1イニング最多の9得点。指揮官は「1点を取りにいった中で、ビッグイニングにつながった」と目を細める。その言葉通り、この回に満塁弾を放った阿部の最初の打席は今季2個目の犠打。阿部が「バントと本塁打は同じ回だったっけ。忘れてたよ」と話すほど長い攻撃は、強打者が献身的に役割を果たしたことで生まれた。
 上位から下位まで打線がつながり、先発した野手全員がヒットを記録するとともに本塁を踏んだ。篠塚打撃コーチは「何も言うことなし」とほくほく顔。勢いを加速させる勝利で、連勝は今季最多タイの6に伸び、2位中日とのゲーム差は3・5に広がった。

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2009年8月12日のニュース