菊池3発被弾も 花巻東逆転勝ち

[ 2009年8月12日 16:06 ]

花巻東―長崎日大 2回表長崎日大2死、山田に左越えソロを浴び、打球の行方を見る菊池雄

 第91回全国高校野球選手権大会の第3日第4試合は、今春のセンバツで準優勝の花巻東(岩手)と、センバツ優勝の清峰を長崎県大会で破った長崎日大(長崎)が対戦。花巻東が終盤の集中打で、8―5の逆転勝ちを収めた。

 長崎日大は2回、7番山田が菊池の変化球をとらえ、左翼席へ先制本塁打。6回にも4番本多が2死一塁から2点本塁打を放った。花巻東は2点を追う7回、1番柏葉の中前適時打と重盗で追いついた。8回表に長崎日大は小柳の本塁打で1点勝ち越すが、その裏、花巻東は無死満塁から7番佐々木が走者一掃の二塁打を放ち逆転。さらにスクイズで1点を追加した。最速152キロを誇る花巻東の菊池は3本塁打を浴び、7回のクロスプレーではわき腹を痛めるアクシデントにも見舞われたが、最後まで投げきった。

 ▼花巻東・佐々木監督の話 菊池がこんなに打たれたなかで、野手の頑張りは非常に大きい。菊池はスライダーが切れていなかったので、まっすぐに張られているような感じだった。(7回の重盗は)サインではなかったけれど、ボールが高めにいったとき菊池がいいスタートを切ってくれた(8回の逆転打)佐々木はボールがよく見えているなと思ったので、思い切って振ってこいと伝えた。

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2009年8月12日のニュース