天理 インフル吹き飛ばした!16安打15点

[ 2009年8月12日 06:00 ]

 【奈良天理(奈良)15―1南砺総合高福野(富山)】まさに圧勝だった。夏2度優勝を誇る強豪・奈良天理(奈良)は、初回に7点など16安打で15点を挙げて春夏通じて初出場の南砺総合高福野を蹴散らした。「やっと実戦で全員そろった。今の状態なら90点をやっていいんじゃないか」と森川監督。奈良大会決勝後、部員が新型インフルエンザに感染していることが判明した。部員58人は寮から自宅に戻り、3日の練習再開日もベンチ入り4人が合流できず。全員そろったのは7日のリハーサルからだった。「さらに発症者が出れば辞退も考えた」と森川監督。それでも2日連続雨天順延が恵みの雨となり、各選手の体調は好調時に近いところまで戻った。

 奈良大会で打率・810の4番・西浦はしっかり2安打して「目標はまだ先。次も中堅中心に打ち返すことを心掛けたい」。新型インフルエンザも乗り越えたナインには11年ぶりの頂点しか見えていない。

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2009年8月12日のニュース