横浜視察 MAX145キロもう一人の“キクチ”は…

[ 2009年7月13日 07:53 ]

 【花北青雲4-2一関学院】春夏通算7度の甲子園出場を誇る強豪一関学院が中盤までの4失点が響き、初戦で姿を消した。最大の誤算は、県内では花巻東の菊池とともに「Wキクチ」と称されるMAX145キロ右腕・菊地。花北青雲相手に初回は3奪三振と好調な滑り出しも、4回1死から3連続長短打などで2点を先行された。最速は143キロを記録したものの、この回で降板となった。救援した阿部、飯田も奮わず、リードを広げられた。

 1メートル85の大きな体を折り曲げて泣き崩れた菊地は「自分がすべて悪いんです」としばらく言葉を失った。注目の進路については「まだ何とも言えないけどプロで雄星(菊池)と投げ合ってこの悔しさを晴らしたい」と声を絞り出した。横浜の武居スカウトは「球速はあるけど大きな体を生かしきれてないのがもったいないね」と話した。

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2009年7月13日のニュース