ソフトB ド派手に岩隈から4本塁打!

[ 2009年7月13日 06:00 ]

 【ソフトバンク8―0楽天】スタンドは博多の夏を彩る博多祇園山笠にも負けない熱気だった。昨年5敗を喫した天敵・岩隈から4本塁打。ド派手な花火で「山笠シリーズ」に花を添えた。「あの4発だったね。どれも素晴らしい当たりだった」。6本塁打を記録した6月20日の交流戦・横浜戦(横浜)以来、今季2度目の1試合4発に秋山監督も目尻を下げた。

 まずは松中だ。4回、先頭で真ん中高め143キロシュートを右中間席に叩き込んだ。球場には王会長も駆けつけており「会長の前で真っすぐ系を打てた。それが一番ですね」と13号に笑みを浮かべた。お次は多村。なおも無死一塁から138キロフォークをバックスクリーン左へ。「完ぺきに芯で捕らえた」。2年ぶりの2ケタとなる10号2ランで流れを引き寄せ、2死後、田上も左中間へ13号ソロ。本拠地では05年7月3日のオリックス戦の松中、城島、ズレータによる3者連続アーチ以来の1イニング3発となった。
 仕上げは小久保だ。5回1死一、三塁から141キロの外角直球を左中間へ3ラン。昨季通算3被本塁打の岩隈に初の1試合4発を浴びせ「次の登板に影響を与える」と小久保も胸を張った。
 田中、岩隈からの2勝で勝ち越し、貯金15。「マー君と岩隈の試合を取ったのは次に生きる」と秋山監督。王手をかけた球団創設4500勝目はあす、日本ハムのダルビッシュから奪う。

続きを表示

2009年7月13日のニュース