WBC任せろ!涌井 7回途中まで零封

[ 2008年11月17日 06:00 ]

<西武・統一>力投する西武先発・涌井秀章

 【西武1-0統一】すべてを出し切った。西武の先発・涌井が6回2/3を4安打無失点で10奪三振。3回までは先頭打者を塁に出しながら、得点は許さなかった。勝利投手にはなれなかったが、エースの意地を見せつけた。

 「あ~あ(佐藤)友亮さんにMVPを持ってかれちゃった。メチャクチャむかついてます!」。冗談めかした口調がいかにも涌井らしかった。初回1死三塁のピンチを切り抜けると、3回無死一、二塁でも連続三振。北京五輪の台湾戦では6回3安打1失点で勝利投手。メダルを逃して「この悔しさはアジアシリーズで晴らす」と誓った通りの内容だった。

 「今年はいろんな試練があったけど、最後に乗り切れたんで」。開幕投手としてスタートした1年。北京五輪を挟んで、シーズンの成績は黒星が先行した。それでも日本ハムとのCS第2ステージでMVP。年間160試合目となる最後の試合に先発して、チームを勝利へと導いた。「これから?ゴルフの打ちっ放しに行きたい。今夜行こうかな」。候補メンバー入りした来年3月のWBCへ向け、涌井はつかの間のオフに入る。

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2008年11月17日のニュース