新野球協約固まる アマ流出防止策は変更せず

[ 2008年11月17日 20:07 ]

 プロ野球の実行委員会が17日、東京都内で行われ、来年1月の発効を目指す「新野球協約」の最終案が固まった。コミッショナーの権限強化やセ、パ両リーグなどの3事務局統合などが盛り込まれ、21日のオーナー会議を経て、12月8日の実行委で正式に承認される。

 加藤良三コミッショナーからはワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表監督選考経過の報告があり、12球団への協力要請があった。次回以降の監督選考のルールづくりなどの必要性も話し合われた。
 このほか、アマチュア側や選手会から見直しを求められていたアマ選手の海外流出防止策は変更しない方針を決めた。
 社団法人日本野球機構の定例総会では、2008年9月期の決算を承認。今年6月に東京国税局から7億円余の申告漏れを指摘されたことなどで5年ぶりの赤字決算となった。

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2008年11月17日のニュース