王さん「はっきり言って苦しい選択」

[ 2008年10月28日 06:00 ]

会見を終え退席する王特別顧問(左)と加藤コミッショナー

 ◆王特別顧問と一問一答

 ――原監督が候補に決まったが?

 「現役だ、現役じゃないというのがあったが、星野監督がああいう形になって…。ユニホームを脱いだ人たちの中から、なかなか適当な候補が出てこなかった。キャリアや実績とか、同時にある程度若々しく元気のいい、というね。そういう意味で原監督の名前が出た」

 ――誰が名前を出したのか。

 「コミッショナーから、自分でいろんな角度で勘案したら…、とね。結局、われわれ出席者からは固有名詞が出なかった」

 ――王監督から見た原監督の印象は?

 「常にプレッシャーのある中での戦いに慣れている。実績的にも日本一になっているし、今年も大逆転している。選手たちに号令をかける立場として、選手たちも聞く耳を持つだろう。同じ年代、08年に同じグラウンドで戦っているし、(選手も)親近感があるはず」

 ――王さんから原監督へアドバイスは?

 「僕も巨人で育ったし、球界のため、という意識は彼も持っていると思う。はっきり言って苦しい選択ですよ、現役監督にやってもらいたいと依頼するのは。それは理解してもらえるんじゃないかと思う」

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2008年10月28日のニュース