原監督がWBC監督要請受諾「強いチームつくる」

[ 2008年10月28日 12:11 ]

WBC日本代表監督就任の要請を受け、日本プロ野球組織の加藤良三コミッショナー(右)と握手する巨人・原辰徳監督

 日本プロ野球組織(NPB)の加藤良三コミッショナーは28日、川崎市のジャイアンツ寮に巨人の原辰徳監督(50)を訪ね、来年3月に開催される国・地域別対抗戦、第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表監督の就任を要請、原監督は受諾の意向を伝えた。

 原監督は「自分の持てる力をしっかり出して、強いチームをつくる力になりたい」と意気込みを語った。
 加藤コミッショナーは同日、原監督への要請の前に読売新聞東京本社で巨人の滝鼻卓雄オーナーに原監督のWBC監督就任の了承を得た。
 WBCの代表監督をめぐっては、北京五輪日本代表監督の星野仙一氏が最有力候補に挙がっていたが、星野氏が就任を固辞。27日のWBC体制検討会議では、13ゲーム差を逆転して2年連続で巨人をセ・リーグ優勝に導いた原監督に、WBC代表監督への就任を要請することで意見が一致していた。

 ▼巨人・原監督の話 一野球人としてジャパンは誇りであり、あこがれ。自分の持てる力をしっかり出して、強いチームをつくる力になりたい。世界中から日本代表を強くするという選手に集まってもらい、ファンと選手、われわれコーチが一丸となって団結して戦うのが日本の素晴らしさだと思う。

 ▼加藤良三コミッショナーの話 アジア予選(1次ラウンド)の突破が容易でない中、日本シリーズの準備のさなかにお引き受けいただき感謝申し上げる。12球団には一体性を持ったいいチームになるように協力いただきたいとお願いする。

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2008年10月28日のニュース