日本高野連 奥島氏に会長就任を要請

[ 2008年10月28日 17:45 ]

会見を終え握手する、高野連盟の脇村会長(左)と次期会長への就任を受諾した奥島氏

 日本高校野球連盟の脇村春夫会長(76)は28日、東京都港区の明治記念館で日本学生野球協会副会長の奥島孝康氏(69)に次期会長への就任を要請し、奥島氏もこれを受諾した。11月28日に開かれる日本高野連の評議員会で承認され、正式に第6代会長に就任する。

 奥島氏は愛媛県出身。1994年から2002年まで早稲田大総長を務め、現在は早大大学院教授。高校野球の指導に直接かかわったことはないが、昨年高野連が設置した「特待生問題有識者会議」の委員を務めた。
 奥島氏は受諾後の会見で「教育の一環でアマチュアリズムという精神だけは堅持していきたい。特待生問題は、脇村会長がつけられた一定の道筋を見守りながら取り組む」と話した。
 会見に同席した脇村会長は「この時期に引き受けていただき、大変喜んでいる。立派な方に来ていただいた」と語った。

 ▼日本高野連・脇村春夫会長の話 奥島さんには(特待生問題など)大変な時期に就任してもらった。選んだ最大の要因の一つは野球を愛しているということ。教育やアマチュアリズムを堅持してもらえたらと期待している。

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2008年10月28日のニュース