岡田監督強がる?胴上げ号泣は「悔し涙」

[ 2008年10月22日 06:00 ]

退団会見を終え、花束を手に笑顔を見せる岡田監督

 阪神の岡田彰布監督(50)が21日、大阪市内の阪神電鉄本社に坂井信也オーナー(60)を訪ねてシーズン終了を報告し、正式に退任が決まった。

 CS敗退から一夜明けての会見。「充実した5年間だった。1軍に上がってからのことより、2軍監督時代の印象の方が残っている。関本、藤川らいずれ1軍でやる選手を鍛え、そういう選手と優勝争いできたのが一番うれしい」

 20日の中日戦後、胴上げされ号泣した。「勝ってユニホームを脱ぐのが理想だったけど…。うれしかった」。ナインに感謝しつつ涙については「悔し涙。うれし涙なんかないよ」と最後まで勝負師らしい一面を見せた。

 今後については「何らかの形で野球界に携わっていく」という。そして「ここ2、3年最終的に勝てなかった。(原因は)分からないが、足りないものがある。ただ100%に近い状態で新体制に受け継いでもらえるかな」と締めくくった。

 また会見に同席した坂井オーナーは自ら3カ月の20%報酬カットを明らかにした。「私も責任を取らないといけないが、新体制をつくる責任がある。簡単には職を離れられない。多少ではありますがそれで責任の一部を取りたい」と来季雪辱への決意を示した。

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2008年10月22日のニュース