真弓氏 阪神監督で世代交代の促進に着手

[ 2008年10月22日 06:00 ]

真弓明信氏は自宅前で質問に応える

 阪神の次期監督就任が確実な真弓明信氏(55)が、神戸市内の自宅前で急務となっている世代交代の促進を訴えた。「守りの野球が優勝を争えるチームになっていくんじゃないかと思う」と岡田野球を継承しながら、評論家時代に感じたことを付け加えていく。「若い人が出てこないと世代交代は進まない。ベテランがいて、力が落ちないうちに追い抜いていかないと。ベテランが引退して、そこに若い人が入ってもそれは世代交代にはならない」。今季も金本、下柳、矢野の「40歳トリオ」が中心となった半面、桜井、林威助(リン・ウェイツゥ)らは定位置を奪えなかった。真弓氏は「若手のミスに目をつぶる時期は必要」と辛抱強く使い続ける必要性も強調した。

 また坂井オーナーは岡田監督の退団会見に出席後、星野SD、OB会長の安藤統男氏(69)と会談し、後任候補に真弓氏を選んだ旨を伝えた。「星野さんから全面的に支援する、と言っていただいた。安藤さんにも応援していると言われた」と話し、23日にも真弓氏に正式要請する。

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2008年10月22日のニュース