カブス売却に遅れも…金融危機余波

[ 2008年10月11日 09:33 ]

 米メディア大手トリビューン社(シカゴ)が計画している傘下の大リーグ人気チーム、カブスの売却が遅れる可能性があると、10日の米メディアが報じた。今月中に入札の手続きを進める予定だったが、金融危機の深刻化で、安値で買い取られる恐れが出てきたためという。

 米メディアによると、アナリストらは10億ドル(約1000億円)以上での売却を予想していた。しかし最近の信用収縮などを背景に資金調達のコストが上昇、買い手が十分な資金を準備できないとの見方が強まっている。
 シカゴの不動産投資家サミュエル・ゼル氏がトリビューン社を買収したため、カブスは売りに出されることになっていた。トリビューン社は新聞やテレビなどの広告収入の減少で事業環境が悪化しており、資産売却を進めるという。
 カブスは屈指の集客力を誇り、経営も安定。福留孝介外野手が在籍している。(共同)

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2008年10月11日のニュース