横浜 三菱ふそう川崎・矢貫の上位指名狙う

[ 2008年10月11日 06:00 ]

 横浜が30日のドラフトで、三菱ふそう川崎・矢貫俊之投手(24)の上位指名を狙う。矢貫は常磐大から入社3年目で1メートル90の長身右腕。角度ある直球は最速148キロでフォーク、スライダーを武器にする。先発、中継ぎをこなしてチームの今夏都市対抗出場にも貢献した。本社の業績不振でチームは今季限りで廃部となるが、矢貫をマークしてきた横浜の宮本チーフスカウトは「大型で威圧感もありフォークが魅力。即戦力の先発として期待する」と高く評価しており上位での指名に踏み切ることになった。

 今季の横浜は防御率が12球団ワーストの4点台後半。最下位脱出に向けて、即戦力投手の補強は最重要課題。矢貫には日本ハム、ソフトバンクもリストアップしているが、地元チームの大型右腕獲得へ全力を注ぐ。

 ◆矢貫 俊之(やぬき・としゆき)1983年(昭58)12月15日、福島県生まれの24歳。西郷二中2年から投手。仙台育英ではベンチ入りできず、常磐大2年春からベンチ入り。関甲新リーグ通算10勝11敗。06年に三菱ふそう川崎入社。家族は両親と妹2人。1メートル90、88キロ。右投げ右打ち。

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2008年10月11日のニュース