先に負けてたまるか!今岡弾で阪神逆転

[ 2008年9月25日 06:00 ]

<神・横>3回1死一塁、今岡が三浦から逆転2ランを放つ

 【阪神5―2横浜】先に負けるわけにはいかない。今季ここまで4敗、対戦打率は・168。阪神は天敵とも言える横浜・三浦を打ち崩し、同率首位の座を守った。「きょうはもの凄く点が入った気分。凄いことよ」。復調の兆しを見せた打線に、岡田監督の表情も久々にゆるんだ。

 1点を追う3回。今岡のバットが嫌な流れを断ち切った。1死から投手強襲安打の平野を一塁に置いた場面で打席に立った。「(三浦は)いい投手なので自分のスイングを心掛けた」。2球目に内角直球を叩き左翼ポール際への大ファウル。1球見送り、カウント2―1から真ん中低めの直球をはじき返すと、打球はバックスクリーンに飛び込む逆転2ランとなった。
 指揮官の動きも早かった。続く4回。無死二、三塁から矢野が三振に倒れると、尻上がりの投球を見せていたリーソップの打順で代打に林威助(リン・ウェイツゥ)。「相手は三浦。チャンスがあればどんどんいこうと思っていた」と岡田監督。林の二ゴロが野選を誘って1点。さらに首痛を押して出場の赤星が中前適時打で畳み掛けた。
 前日は3安打。この日も8回1死満塁で1点に終わるなど、完全に勢いが戻ったとは言い難い。ただ、苦手投手を攻略し、つかんだ勝利は大きい。「少しずつ、いい形になりつつある」と岡田監督。巨人とのせめぎ合いの中、確かな手応えはつかんだ。

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2008年9月25日のニュース