王監督が孫オーナーに退任報告

[ 2008年9月25日 11:17 ]

記者会見で握手をするプロ野球ソフトバンクの王監督(左)と孫正義オーナー

 今季限りでの退任を発表したプロ野球ソフトバンクの王貞治監督(68)は25日、東京都港区のソフトバンク本社を訪れ、孫正義オーナー(51)に退任を報告した。退任発表後、王監督が孫オーナーに会うのは初めて。

 2人は昼食を取りながら2時間にわたり、後任人事やチームの将来像について懇談した。その後の記者会見で、王監督は今後に関して「日本中の若い選手や米国などを自分の目で見て回りたい」と、衰えない野球への情熱を口にした。
 孫オーナーは「肩書はこれから相談するが、終身、実質的にチームを引っ張っていただきたい」と話し、アドバイザー的な立場でのチーム強化支援を要請したことを明らかにした。王監督も既に球団のサポートを明言しており「体調の許す限り、何でもさせていただきたい」と意欲をみせた。
 後任監督も話題に上ったが、孫オーナーは「王監督のつくったチームを立派に引き継げる方」と話すにとどめた。
 チームは既に11年ぶりのBクラスが確定し、クライマックスシリーズ進出の可能性が消滅している。

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2008年9月25日のニュース