王監督“ファンの皆さんと喜び分かち合えず残念”

[ 2008年9月25日 06:00 ]

<ソ・オ>退任セレモニーでチームメート全員と握手を交わす王監督

 ◇王監督あいさつ全文◇

 まだ8試合、公式戦が残っておりますが、ヤフードームでの試合がきょうが最後となりましたので、ごあいさつさせていただきます。本年も本当に心のこもった温かいご声援を頂きまして、本当にありがとうございました。ふがいない戦いに終わった昨年を何とか今年こそ取り返すんだという強い思いを持って、キャンプから鍛えてまいりました。またファンの皆さんに声援に支えられながら、厳しい練習に耐えることができました。
 今年の開幕、みなさんよく覚えてられていると思いますが、開幕5連勝と大変すばらしいスタートを切ることができました。昨年とは違うんだ、今年は昨年の分を取り返すんだということでチーム一丸となって、大変素晴らしいスタートを切るとともに、より強いチームを目指して戦ってまいりました。しかしながら現在ここに立ちまして振り返ってみますと、昨年も8月から戦いが勢いをそぐような、到底考えられないような戦いがありました。今年こそと思った本年も8月、9月の戦いで故障者が出たとはいえ、決してソフトバンクホークスらしい戦いはできませんでした。これはすべて監督の責任でございます。強く、強く、責任を感じております。またファンの皆さんの期待に応えられなかったこと、また本当に皆さんとともに夢を分かちあえられなかったことを、大変残念に思っております。
 95年以来14年間、ユニホームを着せていただきました。大変、幸せでした。残念ながら体調が十分でなく、チームの士気にも影響が出てしまいまして、本来の戦いができなかったことを、本当に二重に苦しい思いをしてまいりました。来年以降の新生ホークス、若い力が大きく花開く素晴らしい年になると思います。
 また新しい陣容の監督、コーチ陣がいずれ発表されると思いますが、私ができなかったことをやり遂げてくれると信じております。そういった意味で新しいスタートを切るホークスを今まで以上に、力強く応援していただけますようにお願いいたしまして、私のごあいさつとさせていただきます。本当に長い間、ありがとうございました。

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2008年9月25日のニュース