黒田が7回零封で9勝!ドジャースM9

[ 2008年9月17日 06:00 ]

9勝目を挙げたドジャースの黒田

 【ドジャース8―2パイレーツ】ドジャースの黒田がパイレーツ戦に先発し、7回3安打無失点の好投で今季9勝目。日米通算300試合登板を白星で飾り、チームの地区優勝マジックを1ケタの「9」に減らした。

 「調子はよくなかったので低めに集めた。早い回に左打者に内角を意識させたのが後半効いた」
 初回に連打で無死一、二塁のピンチを招いたが、マクロースを見逃し三振に仕留めると波に乗った。その後は6回1死まで無安打。4回に走者として三塁に滑り込んだ際に右足を痛めたが「折れていたら別だけどね。いけるところまでいこうと思った」。7回を83球と余力を残して降板した右腕にトーリ監督も「グレート」と絶賛した。
 チームは最近15戦13勝の快進撃で地区優勝へ一直線。広島時代に優勝争いと縁がなかった黒田は「優勝がどういうものか、どれだけの充実感があるか分からない。早く体感したい」と心を躍らせた。8月以降の9試合の防御率は2・50と安定感は抜群。プレーオフの先発枠では、3番手をマダックス、新人カーショーと争うだけに、最高のアピールとなる快投だった。

続きを表示

2008年9月17日のニュース