東北センバツアウト 秋季大会辞退

[ 2008年9月17日 06:00 ]

 春夏計38度の甲子園出場を誇る強豪・東北野球部で2年生部員同士の暴力行為が発覚したとして学校側が16日、秋季宮城大会(19日開幕)の出場辞退を発表。来春センバツ出場の道も断たれた。

 学校側によると事件が起きたのは今月13日。練習試合後の昼休みにグラウンド近くの貯水池で釣りをした控え部員をレギュラー選手が平手で3発殴った。さらに部室で別の部員も手などで10発程度殴ったという。被害に遭った部員は全身打撲で実家のある埼玉県自宅近くの病院に入院。埼玉県警に被害届を出した。
 学校側は翌14日、被害者に謝罪して日本高野連に報告。殴った部員は謹慎し、15日からは練習も自粛。秋季大会欠場を決断した。五十嵐一弥校長は「過去何度も甲子園に出場しているチームであることを自覚しての決断です」と苦渋の表情で話した。

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2008年9月17日のニュース