初の満塁弾、5打点の鳥谷 あと単打で…

[ 2008年9月17日 17:45 ]

1回阪神1死満塁、鳥谷が右越えに先制本塁打を放つ。捕手谷繁

 【神11-6中】阪神が12安打で11得点した。鳥谷が3安打5打点と活躍。1回に先制の12号満塁本塁打、4回には適時二塁打した。中盤以降は継投で反撃をかわし、4番手のアッチソンが7勝目。

 あと単打1本出ていれば…。阪神の鳥谷があわやサイクル安打という大活躍を見せた。背番号1の勢いにチームも乗せられ、12安打11得点で快勝。夏場以降は苦しい戦いが続いた阪神の2けた得点は、8月19日の広島戦以来、約1カ月ぶりだ。

 1回から中日先発の山本昌を攻め立てた。安打に犠打、2四球で一死満塁。鳥谷が真ん中に入った2球目の変化球をとらえると、打球は高く舞い上がって右翼席へ消えた。「打った瞬間どうかなと思ったが、入って良かった」。プロ5年目で初の満塁弾を放った。

 3回を終えて7―1と大量リード。それでも鳥谷のバットは満足しなかった。4回1死一、二塁から適時二塁打。この時点で自身初の5打点となった。さらに6回は右中間三塁打。8回の第5打席。球場のボルテージは高まったが、結果は二ゴロ。「打ちたかったが今度に取っておきます」

 19日からは3ゲーム差で2位巨人と直接対決。「大事な一戦。1点でも多く取って勝ちたい」と鳥谷。サイクル安打を逃した悔しさもどこへやら。気持ちは既に次の試合に向いている。

続きを表示

2008年9月17日のニュース