岩田7回1失点!明大 連覇へ白星発進

[ 2008年9月14日 06:00 ]

<東大・明大>7回を投げ1失点で勝利投手となった明大・岩田

 東京六大学野球秋季リーグは13日、神宮球場で開幕し。2季連続優勝を狙う明大はエース岩田慎司投手(4年)が不調ながら7回を1失点で切り抜ける力投。チームは苦しみながら東大を2―1で退けて先勝した。法大は石川修平捕手(3年)のサヨナラ3ランで慶大を4―1で下した。

【日程と結果


 【明大2―1東大】春の覇者・明大が辛くも開幕戦を白星で飾った。7安打。善波監督は「ここで1つ勝つというのは大変なこと。開幕で硬さもあった」と苦笑いを浮かべるしかなかった。

 今秋ドラフト候補でもあるエース岩田は直球が130キロ台中盤が精いっぱい。90キロ台のスローカーブを交えるなど緩急をつける投球で9安打されながらなんとか1失点に抑え「緊張してしまった。甘いボールを打たれた。東大も強くなっている。勝てたからいいけれど」。7月の世界大学選手権(チェコ)では主戦として4試合で2勝を挙げて銀メダル獲得に貢献。巽(近大)、井上(青学大)ら他のドラフト候補生の存在にも刺激を受け、帰国後も1日100球以上を投げ込んできた。

 「苦しい試合に勝ったことをプラスにしたい」とは先制ソロを放った佐々木。79年秋、80年春以来38年ぶりの連覇へ、戦いは始まったばかりだ。

 <東大 10残塁…鈴木の力投実らず>鈴木が7安打1失点完投も実らず。打線は明大のエース岩田から9安打を放つなど11安打しながら、終盤再三の得点機を逃して10残塁と拙攻。岩田との対戦を見据えて、今夏の練習では振り込み量を増やして、コンパクトなスイングの徹底を図ってきた。成果は見せたが勝利に結びつかず中西監督は「勝利して初めて夏の練習の意味がある」と厳しい表情だった。

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2008年9月14日のニュース