山口11勝目!ミスター「新人王に値」

[ 2008年9月14日 06:00 ]

<巨・ヤ>8回表に登板した山口、好投で11勝目を挙げる

 【巨人9-8ヤクルト】やはり何かを持っている。8回だ。巨人の山口が今季チーム最多タイの59試合目のマウンドへ上がった。2死から1安打を許したが無失点。その直後、阿部の勝ち越しソロで11勝目が転がり込んだ。

 「いつもと同じように投げました」。試合後は淡々と振り返った。前日の12日は球団史上初となる救援のみでの2ケタ10勝目に到達。それから一夜。負担の大きいデーゲームで試合前はジョギングでゆっくり体をほぐした。登板2試合で続けて勝ち星がつくのは今季2度目。「自分でも怖いです」と笑ったが、原監督は「強い運が(相手を)上回ったね」と称えた。

 これで阪神・岩田との新人王争いでも一歩リード。試合を観戦した長嶋終身名誉監督も「新人王に値する活躍だよ」と絶賛した。それでも山口は「新人王?いやいや」と謙そんしきり。そんな左腕の奮闘が巨人に白星を呼び込んでいる。

 ≪東国原知事 無念のワンバン始球式≫「みやざきスペシャルゲーム」と銘打たれた巨人―ヤクルト戦で、宮崎県・東国原知事が始球式を行った。巨人の宮崎キャンプ50周年にちなみ、背番号50のユニホームに身を包んでマウンドに上がったが「力んじゃいました」と無念のワンバウンド投球。それでもベンチ裏では偶然居合わせた巨人の長嶋終身名誉監督と会話を交わし、感激していた。

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2008年9月14日のニュース