投打の軸戻ってきた!Rソックス逆転Vへ

[ 2008年9月7日 06:00 ]

 【レッドソックス8―1レンジャーズ】世界一軍団がレイズを視界にとらえた。レッドソックスは5日(日本時間6日)のレンジャーズ戦に快勝。ジョシュ・ベケット投手(28)と主軸のマイク・ローウェル内野手(34)が故障者リスト(DL)からの復帰戦で活躍した。主力が戻っての4連勝で、この日敗れた首位レイズとの差は8月7日以来の2・5差。松坂大輔投手(27)もワイルドカードではなく、地区優勝でのプレーオフ進出を誓った。

【松坂ジャージ


 首位追撃へ最高の勝ち方だった。8点リードの9回は岡島が1失点したが投打に圧倒。フランコナ監督は「ベケットは制球が良く、見ていてしびれる投球だった。ローウェルも試合の準備をしっかりとしてきた。ブランクを感じさせない打撃内容だった」と故障からの復帰戦となった投打の主軸を称えた。
 右ひじの不調で8月17日以来の登板となったベケットは5回4安打無失点で応えた。最速96マイル(約154キロ)の直球に力もあり、7三振を奪った。打っては右脇腹痛で8月12日以来の出場となったローウェルが2回の先制ソロを含む3安打4打点。昨季の20勝右腕が「最初の4、5球は不安だったけど、大丈夫。もう普段通りにいける」と話せば、昨季ワールドシリーズMVP三塁手も「こんな復帰は自分でも期待してなかったよ。でも、すんなり試合に入ることができた」と笑った。
 首位レイズとのゲーム差は8月7日以来となる2・5となった。8月31日時点で5・5差あったが、4連勝で一気に縮めた。レンジャーズ3連戦が終われば、8日からレイズとの首位決戦を迎える。9日の第2戦に先発する松坂も「しびれる試合になるでしょうけど、西武でも優勝争いでソフトバンク戦にいつも投げてきた」と話す。そして「ワイルドカードより地区優勝がいい。獲れるものはすべて獲っていければいいですね」と昨季同様、地区優勝を第一の目標に据えている。
 地区シリーズの相手を考えても優勝すれば、今季1勝8敗と分の悪いエンゼルスとの対戦を避けられる。役者のそろった前年度王者がラストスパートをかける。

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2008年9月7日のニュース