「少し考える」大矢監督、続投要請保留

[ 2008年9月7日 06:00 ]

 横浜の佐々木邦昭球団社長(61)は6日、名古屋市内で大矢明彦監督(60)と会談し、3年契約の最終年となる来季の続投を要請した。大矢監督は「今季がこんな成績で大きく期待を裏切っている。ありがたい話だが、少し考える時間をいただきたい」と態度を保留した。

 今季は春先から出遅れ大きく引き離されて最下位。佐々木社長は「彼の可能性にもう一度懸けてみたい。お願いはいろいろしてあります」と会談の内容については明かさなかったが、今季の低迷を踏まえ、コーチ人事の入れ替えなどを提案したとみられる。
 大矢監督は「あまり長引かせるのもよくない。次に横浜に帰るまでには決めたい」と12日までに結論を出す構えだ。佐々木社長は「私見ですけど(続投要請を)受けてくれるという感触はある」と自信を口にしたが、大矢監督は第1次政権下の97年にフロントが提案したコーチの入れ替えに反発し、退団した経緯があるだけに注目が集まる。

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2008年9月7日のニュース