オリックス金子が10勝目

[ 2008年9月7日 16:31 ]

お立ち台で笑顔を見せる10勝目のオリックス・金子(左)と二塁打3本の後藤

 【オ6―2西】オリックスの金子が自身初の10勝目。強気の内角攻めで、ピンチでも崩れずに8回途中まで2失点。打線は4回までにカブレラ、後藤、小瀬の適時打で3点を先行。6回は足も絡めて2点を加えた。

 前日の6日は連勝が7で止まった。プレーオフ進出に向け、もう一度、チームを立て直せるか。大事な一戦で、金子が踏ん張った。

 3回のピンチを切り抜け、波に乗った。1死二、三塁。栗山を146キロで二ゴロに打ち取ると、続く中島には徹底した内角攻め。「1球目の時、外を狙って踏み込んでいた」。冷静な目で相手の狙いを封じると、最後はフォークボールで空振り三振に仕留めた。

 チームでは小松に次ぐ10勝目。自身4年目で初の2ケタ勝利にも、浮かれた様子はない。「連勝の後の連敗だけはしたくなかった。まずはチームが勝つことを考えていた」。激しいプレーオフ進出争いの渦中で、自らのことは横へ置いた。

 7連勝中もすべて先発投手に勝利がついた。好調な打線の陰に隠れがちだが、投手陣が快進撃を支えている。「プレーオフに向け、また勝っていきたい」。金子は力強く宣言した。

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2008年9月7日のニュース