4位転落のソフトB 王監督「言葉がない」

[ 2008年9月7日 20:36 ]

 【ソ6-7ロ】ソフトバンクは勝ちも、引き分けも、直前で逃した。約2カ月ぶりの借金生活で、4位に転落。王監督は「何て言ったらいいか、言葉がないよ」。深いため息とともに話すと、コーヒーの入った紙コップをテーブルにたたきつけた。

 4点リードの9回に登板した馬原が痛恨の満塁弾を浴び同点に。右肩痛から復帰して15試合目の抑えは「いいときのイメージにはまだ戻らないが、こういう状況で抑えるのが僕の仕事」と言って肩を落とした。同点の延長12回には2死から三瀬が被弾。打線は10試合ぶりに5得点以上を挙げたが、守り切れなかった。

 「1位は厳しいが、2位の可能性はある。そこに照準を合わせて、頑張るしかない」と、打撃不振のチームリーダー小久保は口にしたが…。残り22試合。浮上の兆しが見えない。

 ≪また和田の勝ち逃げた…≫ソフトバンクの和田は、8回途中に「足がつった」ため、マウンドを降りた。2失点の好投で、勝ち投手の権利を手にしていた。
 だが、9回に馬原が打たれ、10回無失点の前回に続いて8勝で足踏み。先発左腕は「これが野球。彼の気持ちを考えると、何も言うことはない」と抑え役をかばった。
 チームは4位に後退し、自身の6年連続2けた勝利の達成も微妙な状況に。それでも「最後まであきらめてはいけない」と前を向いた。

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2008年9月7日のニュース