金村暁の勝ち遠く…阪神3カード連続負け越し

[ 2008年9月7日 18:10 ]

 【神2-5広】阪神は3カード連続の負け越し。金村暁は勝ち星なしの4敗目。前日の6日に、阪神は連敗を5で止めた。ただ、岡田監督は「一つや二つ(の白星)で、良くはならん」と漏らした。重苦しい流れは、全く変わっていなかった。

 「なかなか、つながらん。点を取れん」とため息交じりに指揮官は言った。ここ7試合、5回を終えてリードしていたことは1度もない。この日も5回まで前田健の前に3安打で無得点。唯一安打がつながった4回2死一、二塁でも、関本が遊ゴロに倒れた。

 リードを奪えないもう一つの原因は先発投手。金村暁は2回のほかは毎回、得点圏に走者を背負った。4回までは何とかしのいだが、5回に4安打で2失点。6回1死満塁では、併殺を焦った鳥谷がお手玉し、さらに平野が一塁に悪送球。併殺なら失点はなかった。

 先行逃げ切りが「型」のはずの阪神が、後手に回っている。優勝マジックも、また消滅した。現状打破に向け、岡田監督は「打って点を取らんと、目の前は開かんよ」と言うが…。

 ≪初勝利が遠い金村暁≫金村暁は今季7度目の登板でも白星を挙げられず、4敗目。阪神移籍後の初勝利が遠い。
 「打つ方のリズムをつくれなかったのがいけない」と金村は反省した。球威がなく、5回2/3で9安打4四死球で5失点。球数が91球と多く、テンポも悪かった。「今は先発が頑張らないといけない。ゲームをつくって、後ろにつなぐ気持ちだったけど…」と力なく話した。

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2008年9月7日のニュース