和田“痛恨の1球”…今季初黒星

[ 2008年5月26日 22:37 ]

 【ソフトバンク0―1中日】悔やんでも悔やみきれない1球となった。6回2死無走者で、ソフトバンクの和田がウッズに投じた3球目。内角低めへのスライダーは決して甘いコースではなかったが、豪快に左翼席へ運ばれた。この1点が決勝点となり、和田に今季初黒星がついた。

 必勝態勢だった。今季ここまで無敗の左腕を、初めて中5日でマウンドに送った。しかし、痛恨の1球で目算はもろくも崩れてしまった。和田は直球、変化球とも切れがあり3安打1失点。今季一番といえる内容だったが「負けたら一番とはいえない。打たれたらいい球も悪い球もない」と被弾を悔やんだ。
 前日は投手陣が踏ん張れず、この日は力投した和田を打線が援護できなかった。投打がかみ合わず、2日連続の1点差負け。背番号21の左腕にとっても、チームにとっても痛い1敗に王監督は「完敗だね。しょうがない」と気持ちの切り替えに必死だった。

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2008年5月26日のニュース