松坂 イチローの前にランナー出さない

[ 2008年5月26日 06:00 ]

ブルペンで、ファレルコーチを打者に見立て投球練習をするレッドソックス・松坂

 開幕8連勝中のレッドソックス・松坂が27日(日本時間28日)のマリナーズ戦で今季初対戦となるイチローとガチンコ勝負を熱望した。「僕はそのためにこっちに来たわけですから。個人的に楽しみです。自分で(勝負できる)状況を作らなきゃいけない」。何の制約もなく勝負できるのは、走者がいない時しかないことを自覚している。

 今季は大リーグワーストタイの38四球と制球が課題だけに、この日の83球のブルペン投球でも丁寧にコーナーを狙って投げ分けた。しかし、ファレル投手コーチを左打席に立たせた時には内角を重点的に投げ込んだ。「イチローさんを意識してやったわけではない。自分には課題も多いので」とけむに巻いたが、対策は頭に叩き込んである。
 昨季は4試合で12打数1安打と抑え込んだ。今季も打たせる気はまったくない。「今までもたくさん刺激を受けてきましたし、イチローさんからも相手にしてもらえる投手でいたい。連勝中とか僕にとっては関係ない」と松坂。そのためにもイチローの前に無駄な走者を出すわけにはいかない。

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2008年5月26日のニュース