山本昌3勝目 200勝まであと4

[ 2008年5月22日 06:00 ]

<楽天・中日>1回2死二塁、中日先発・山本昌が楽天・山崎武を遊ゴロに抑える

 【中日3―1楽天】今季自己最長イニングの7回4安打1失点。中日の山本昌が117球の力投で今季3勝目を挙げ、悲願の通算200勝へあと4に迫った。

 「調子はまあまあだった。目いっぱい飛ばした。今季最長イニングを投げられてホッとしている。チームの交流戦初勝利に貢献できたことがうれしい」。42歳9カ月での史上最年長完投勝利こそお預けとなったが、今季無傷の3連勝に胸を張った。
 親友で元チームメートの楽天・山崎武との対戦を楽しみにしていた。初回2死二塁では内角140キロの直球で遊ゴロに打ち取り、4回の2打席目はシンカーで右飛。最後の対戦となった6回は四球を出し「もったいなかったけど、楽しく投げられた」と振り返ったが、パ・リーグ打率トップをいく敵の主砲に仕事をさせなかった。
 今月7日の広島戦で今季初勝利を挙げた際、山崎武からお祝いの電話をもらい、交流戦での対戦を見越して「頼むぞ」と冗談でお願いしたという。山崎武は「そうするつもりはなかったんだけど、そうなってしまった」と脱帽し「前より球が速くなっていた。完全にやられました」と最大級の賛辞を送った。
 昨年、山本昌は2勝10敗と低迷。「昨年はチームに迷惑をかけたんで、今季は恩返ししたい。次も頑張るだけです」。このまま一気に200勝へ。目の前の敵に全力投球するだけだ。

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2008年5月22日のニュース