ロッテ 最後のとりではサブマリーン

[ 2008年5月22日 12:11 ]

 ロッテがホームグラウンドで巨人に連敗した。過去3年間の交流戦でホームでの勝率が6割4分4厘と12球団の中でずば抜けていたが、3年ぶりの交流戦本拠地連敗となった。

 とにかく投手陣がここ一番で打れた。この2試合で巨人の得点圏打率は3割を超えた。06年、ロッテは巨人に6連勝したときは1割7分5厘、07年2勝2敗のときは2割6分3厘と巨人打線を好機で抑えてきたが、この2試合はピンチで踏ん張れなかったことが敗因の1つとして挙げられる。
 予兆はあった。交流戦前のロッテ投手陣の防御率はリーグ5位、両リーグで10位の4
・10。過去3年、交流戦前に4点台だったことはなく、これほど投手陣の調子が上がらない状態は初めてだ。
 交流戦でも05年から2・66、3・28、3・80と徐々に防御率が悪化している。メンバーも大きく変わったとわいえ、ロッテ投手陣にセ・リーグの打者が慣れてきた上に研究を重ねたことで攻略しているといえそうだ。
 次はヤクルト戦。先発は成瀬と渡辺俊介が予想される。成瀬は06年に1度スワローズ相手に投げて5回持たずにKOされたが、当時とは力量が違う。一方、渡辺は過去2試合で1勝1敗。負け試合も9回6安打1失点で2試合とも1点しか取られていない。
 渡辺の交流戦での勝敗は8勝2敗で、特に土曜、日曜の週末は強く7勝0敗。05、06年の連覇、昨年も4位と交流戦には自信を持つロツテの反抗はこれからだ。

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2008年5月22日のニュース