「やっと打てた」栗原延長で決勝弾

[ 2008年5月18日 06:00 ]

<巨人・広島>10回無死一塁、勝ち越し2ランを放ち、ベンチで出迎えられる栗原

 【広島8―5巨人】右翼席へ飛び込んだ打球を見届けると、広島の栗原は右拳を何度も突き上げた。門倉から勝ち越しの4号2ランを放った主砲は「9回に追いついて、流れはこっちにあると思った。手応えはあった」とチームを4位に引き上げた一撃を振り返った。新井が阪神に移り、今季は開幕から4番を任されたが、好機で打てない日々が続いた。重圧と焦りから好球を打ち損じ、ボール球に手を出す悪循環。打撃の形も崩した。だが自宅での素振りだけは欠かさず「素人だからこそ気付くこともある」と聖良夫人に助言を仰いだこともあった。「やっと大事なところで打てた」。栗原は安どの表情を浮かべ、バスに乗り込んだ。

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2008年5月18日のニュース