ヤクルト9回に勝ち越す 阪神連勝止まる

[ 2008年5月18日 17:32 ]

 【神2―3ヤ】ヤクルトは同点の9回、代わったウィリアムスから福地が2号ソロを放ち、その裏、林昌勇が締めて逃げ切った。4番手の押本が2勝目。阪神は6回に2点差を追いついたが、その後は決定打を欠き、連勝は4でストップ。

 ≪岡田監督“敗因”は「杉山よ」≫9回にまさかの展開が待っていた。2点差を6回に追いつき、同点のままマウンドにウィリアムスが上がる。先頭の福地に低めの変化球を左翼席に運ばれた。決して甘く入った球ではない。思わぬ伏兵の一発に屈した。
 それまで必死に勝ち越しの舞台を整えてきた。6回は新井、金本の連打で無死二、三塁とし、桧山の犠飛でまず1点。続く鳥谷の左安打で同点とした。「2点を追いついたけど、あと1本が出なかった。流れが悪い」と岡田監督。結局1度もリードを奪えなかったことが、最後まで響いた。
 先発の杉山は5安打2失点で、3回までで早々と降板。岡田監督は「きょうは杉山よ。あんな投球じゃ、打つリズムも悪くなる」と背番号18の乱調を敗因とした。まだ貯金は15と懐に余裕はあるが、逆転勝ちして気持ち良く交流戦に臨みたかった。

 ≪殊勲の福地「まぐれ、実感ない」≫ヤクルトの福地が同点の9回、勝ち越しの2号ソロを左翼席へ叩き込んだ。
 ウィリアムスの5球目を強振。風にも乗った。「真っすぐに振り遅れないよう、投手の足元をめがけて打てばと思った。まぐれ。実感がない」と落ち着いた口調で振り返った。
 今季、西武へFA移籍した石井一の人的補償で、ヤクルト入りした。21日からの交流戦は、その古巣が相手。「絶対に負けない」と意気込んだ。

続きを表示

2008年5月18日のニュース