松井秀2安打1四球 岡島2/3回無失点

[ 2008年4月12日 10:05 ]

レッドソックス戦の2回、中前打を放つヤンキースの松井秀

 ヤンキースの松井秀喜外野手は11日、ボストンで行われたレッドソックス戦に「5番・左翼」で出場、3打数2安打1四球だった。内容は中前打、四球、左中間二塁打、三ゴロ。レッドソックスの岡島秀樹投手は1―2の7回1死三塁から3番手で登板し、犠飛は許したが、2/3回を無安打無失点。試合はヤンキースが4―1で勝った。

 レッドソックスとの伝統の一戦、今季初ラウンド。松井秀は、鋭いスイングで存在感を示した。ヤンキース戦初登板で初めて目にする相手先発のバックホルツに対し、松井は第1打席で冷静にボールを見極める。フルカウントから、初めて振ったバットで低めの速球をはじき返すと、打球は中前に。この日のチーム初安打に一塁塁上でにっこりと白い歯を見せた。
 ジーター、ポサダら主力が故障がち。ジラルディ監督は、指揮官として初めて迎える宿敵対決を前に「選手の時から、独特の緊張感がある。今ベストの布陣で戦い、試合ごとに調子を上げていくしかない」と苦しいチーム事情を口にしていた。その中で松井は5回先頭で四球を選んで先制のホームを踏むと、6回は左翼フェンス直撃の二塁打を放つ。重苦しい雰囲気になりがちなチームをけん引する活躍だった。(共同)

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2008年4月12日のニュース