ヤクルト連敗止めて巨人に圧勝

[ 2008年4月12日 22:13 ]

 【ヤクルト8―4巨人】ヤクルトが連敗を4で止めた。ヤクルトは2―4の七回、田中の二ゴロの間に1点を返し、二死からリグスが逆転3号3ランを放った。リオスは味方の援護に助けられて来日初勝利。巨人は中継ぎ陣が踏ん張りきれなかった。

 ≪気掛かりなた高橋尚の不振≫1分けを挟んだ連勝が3で止まった巨人にとって気掛かりなのは、逆転3ランを浴びた豊田より、むしろ先発した高橋尚の不振に違いない。
 高橋尚は昨年、内海とともにチーム最多の14勝をマーク。今季は初めて開幕投手を任された。だが、開幕からの2試合はいずれも5失点KOで、この日も3点リードの6回1死からガイエルに一発を浴びて降板した。
 7回に2番手の西村健がつかまると、ワンポイントの山口を挟んで2死一、二塁から前倒しで豊田を投入。結局、「8回は豊田、9回にクルーン」という、今季からの勝利の方程式は、豊田がリグスに逆転アーチを許して崩れた。
 高橋尚は昨年、日本代表にも選ばれて1年間フルに働いた。キャンプでも若手主体の班で長時間の練習を積み、疲労が蓄積しているとの指摘もある。原監督はこの試合を「プロとして、あるべきプレーができていない結果」との一言だけで総括した。厳しい言葉は、ベテラン左腕にも向けられたものだ。

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2008年4月12日のニュース