阪神 セ・リーグ10勝一番乗り

[ 2008年4月12日 18:03 ]

 【横3―6神】阪神がリーグ10勝一番乗り。同点の7回2死二塁で新井が中越え三塁打、金本が通算2000安打となる右前打を放って2点を勝ち越し。9回にも1点を加えた。6回から登板した渡辺が今季初勝利。横浜は再三の好機を逃した。

 ≪執念で勝った虎ナイン≫阪神はリーグ10勝一番乗りを果たし、岡田監督は「きょうは負けられないと思っていた。岩田がいつ倒れるか分からないような投球だったけど、よう持ったよ」と安堵の表情を浮かべた。
 先発岩田が2回に同点を許し、3回には村田に勝ち越し2ランを浴びる乱調だった。しかし打線が援護し、4回2死二、三塁で赤星が左前に2点打。すぐに試合を振り出しに戻した。赤星は「何としても打って追いつきたかった。気持ちで打った」と振り返った。
 主砲の金本が通算2000安打を達成した上、チームも勝ち、岡田監督もほっと一安心。「あしたはゆっくり構えて野球ができる」と喜んだ。

 ≪寺原悔やむ「もったいない」≫寺原は4回、赤星に同点の2点打を許した。村田の2ランで勝ち越した直後だっただけに「もったいない。ボール球で勝負していいところで、ストライクが入って打たれた」と反省した。
 7回は1点を勝ち越され、なおも続いたピンチで金本を迎えた。カウント2―2から150キロの直球で内角を突いたが、通算2000安打となる右前適時打を許した。寺原は「勝負にいった球だから抑えないといけなかった。あの1点は大きかった」と悔しさをにじませた。

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2008年4月12日のニュース