大場 松中以外には合格!

[ 2008年2月12日 22:35 ]

シート打撃に登板し、松中に左前打を打たれた大場

 ソフトバンクの大物ルーキー大場(東洋大)が12日、初めてシート打撃に登板し、9日のフリー打撃で2本のサク越えを浴びた松中に再び立ち向かった。結果は、初球の真っすぐを左前に運ばれ、またもプロの力を思い知らされた。注目の本格派は「変化球の対応とか、勉強させていただこうと思ったけど、1球で終わって、ちょっと残念」と苦笑いを浮かべた。

 この日は首脳陣が松中の打順をあえて入れ替え、大場と“対戦”させた。王監督は「大場を鍛える意味でもいいこと。そういう場面で投げなきゃいけない投手だから」。主砲との対決で成長してほしいという期待の大きさの表れだ。
 大場は結局、打者7人を2安打に抑え、最速149キロをマークするなど、全体的には順調な仕上がりを披露。完ぺきにとらえられた当たりはほとんどなく「久しぶりに打者との感覚をつかめた」と充実した表情だった。
 杉本投手コーチは「打たれても抑えても、勉強するところはある。過程の中で覚えていけばいい」と見守る。プロのレベルを肌で感じている真っ最中の背番号17は「ここまでは思い描いた通りに進んでいる」と手応えを口にした。期待の右腕は着実に階段を上っている。

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2008年2月12日のニュース