松坂ブルペン入り 仕上がり順調

[ 2008年2月12日 06:00 ]

ブルペンで41球を投げ込んだ松坂

 レッドソックスの松坂大輔投手(27)が11日(日本時間12日未明)、米フロリダ州フォートマイヤーズで初めてブルペンに入った。オールセットポジションから直球、変化球を織り交ぜて56球。1月中旬に腰痛を起こして以降、ブルペン投球は1度だけだったが、9日の渡米後3日目にしてのブルペン投球で不安を完全に払しょくした。

 澄み切った青空に誘われるように、松坂がブルペンに向かった。約30分のウオーミングアップを終えると午前10時25分から、米国入り後、初のブルペン入り。立ち投げで15球を投げ込むと、捕手を座らせ、いよいよエンジン全開だ。オールセットポジションとはいえ、気迫がみなぎる。41球を投げ終えると、汗をぬぐった。充実した表情が、順調な仕上がりぶりを物語っていた。
 1月中旬に腰痛を起こして以降、ブルペン投球は1回だけ。「向こう(米国)にいって何回かブルペンに入ってキャンプインできればいい。本来なら球数もいきたいですけど、それは体と相談できれば」と話していた。9日のキャンプ地入り後、10日は30分のキャッチボールだけだったが、実質練習2日目のブルペン投球は完全に腰痛が癒えたことを意味する。後は「(昨夜は)3度寝しましたし、体は起きていない」と苦笑いした時差ぼけを解消するだけだ。
 10日には心強い援軍も到着した。3月に第2子出産を控えた倫世夫人は今回は同行しないため、食事面の手配をお願いしていた“専属シェフ”とも対面したのだ。松坂のリクエストで砂糖は三温糖(茶色い砂糖)を使用するなど、栄養管理もバッチリ。「妻も(食事面を)心配していましたから。僕は野球だけ頑張ればいい」と話した松坂は「(ファンに)成長した姿を見せたい」と日本開幕戦を見据えていた。

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2008年2月12日のニュース