松井秀、右ひざの回復は順調

　ヤンキースの松井秀喜外野手は１１日、キャンプ開始に備え、ニューヨークの病院で昨年１１月に手術した右ひざの検査を受けた。患部に異常はなく、順調な回復を伝えられたという。

　１２日にキャンプ地のフロリダ州タンパに入る松井秀は「いい形でキャンプインできるように（キャンプまでの）１週間をしっかり過ごしたい」と話した。
　ただ、医師からはペースを上げないようにも指導された。「あとは最後まで無理をしないで、ここまで来ても段階を踏んでやるようにということでした」。全力疾走やジャンプを見せるのは、しばらく先のことになりそうだ。
　日本にいる間に打撃練習を開始していた例年とは違い、屋内でのリハビリテーションとトレーニングに時間を費やしてキャンプを迎える。「野球をやっていないわけですから、どこまでできるかは分からない」と不安は認める。
　監督が交代し、若手も台頭している。２５本塁打、１０３打点の松井秀といえどもレギュラーは約束されていない。過去５年間とは違った立場でフロリダへ向かう。
（共同）