女子団体追い抜き ヒヤリも2位で準決勝進出!準決勝はカナダと対戦

[ 2018年2月19日 20:20 ]

<平昌五輪スピードスケート>女子団体追い抜き予選、滑走する(左から)高木美帆、佐藤綾乃、高木菜那
Photo By スポニチ

 平昌五輪スピードスケート女子団体追い抜き1回戦は19日、江陵オーバルで行われ、金メダルが期待される日本は2組に登場。高木美帆(23=日体大助手)、佐藤綾乃(21=高崎健康福祉大)、高木菜那(25=日本電産サンキョー)が出場し、中国と対戦、2分56秒09のタイムで全体の2位で21日に行われる準決勝に駒を進めた。

 日本はスタート直後、佐藤がスタートをうまく合わせられず、高木美がスピードを緩め後ろを振り返るアクシデント。ヒヤっとしたもののきっちりと立て直した。1位は1組目で五輪記録の2分55秒61をマークしたオランダ。3位には2分59秒03のカナダ、4位には2分59秒75の米国が入った。

 各チーム3人が同時に6周滑り、3人目の選手がゴールラインを通過したタイムがそのチームの記録となる。出場8チームが4組に分かれ、ホームとバックから同時にスタートする対戦方式で、タイム順に上位4チームが準決勝に進出。準決勝ではオランダと米国、日本とカナダが対戦する。5位以下は順位決定戦に回る。

 同競技では、2010年バンクーバー五輪では銀メダルを獲得も、前回のソチ五輪では準決勝でオランダに敗れメダルを逃した。しかし、今季はすでに2つのメダルを獲得している高木美、高木菜姉妹を中心に3度世界記録を更新、12月のW杯では2分50秒87をマークしている。金メダルを獲得すれば、高木美は冬季五輪で日本史上初となる金銀銅メダルコンプリートとなる。

続きを表示

この記事のフォト

2018年2月19日のニュース