宇野“天然”全開!メダル執着なし「大事に扱おうと思ってない」

[ 2018年2月19日 05:30 ]

平昌冬季五輪 フィギュアスケート男子

宇野(右)がかけるメダルの紐を直す羽生(撮影・小海途 良幹)
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 銀メダリストになっても、宇野は宇野だ。とてもあっさりしている。メダル一夜明け会見。首からかけた勲章を、誰にかけたいかと問われると、「かけたい人がいれば、みんなかければいいかなと思う。大事に扱おうとは思っていません。触りたい人がいれば、触ってください」と、執着心のなさをアピール。大盤振る舞い宣言に、会場から笑い声が響いた。

 日本人男子3人目となるフィギュアスケートで五輪の表彰台に立った。だからといって、等身大の20歳が着飾ることはない。「僕は変わらない。リンクと家を行き来するだけ」。この日は海外メディアも取材に訪れた。コメントが英訳される間、カクっと睡魔に負ける場面もあった。

 息つく暇もなく次の行動に移す。らしさ全開の無頓着会見では「今日、日本に帰るので、明日(19日)かあさって(20日)から練習したい」と練習への意欲を見せた。25日のエキシビションに合わせて再び韓国に戻るまで滑り込む。

 テーマは「ジャンプの完成度と高さ」。羽生のようにジャンプの出来栄え評価(GOE)で加点を得ることが、当面の目標だ。3月の世界選手権(ミラノ)での羽生との再対決実現は不透明だが、ゴールはそこではない。幼少時からお互いを知る2人。ライバル物語はまだまだ続く。

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2018年2月19日のニュース