ファルコンズ初戦白星 ジャガーズの新人RBフォーネットいきなり100ヤードを走破

[ 2017年9月11日 13:44 ]

チームを勝利に導いたファルコンズのQBライアン (AP)
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 NFLは10日、各地で開幕週の12試合を行い、昨季のNFC覇者ファルコンズは敵地シカゴでベアーズを23―17(前半10―10)で下して白星発進。今年2月のスーパーボウルでは25点差を追いつかれてペイトリオッツに延長の末に敗れたが、この日は2度同点にされながらも逃げ切った。

 昨季のシーズンMVPとなったQBマット・ライアン(32)は30回のパス試投でインターセプトを喫することなく21回を成功。321ヤードを稼ぎ、第4Qの3分5秒にはTEオースティン・ハーパー(22)に88ヤードのロングTDパスを決めて勝利に貢献した。

 昨季3勝13敗に終わり、9季連続で勝ち越していないジャガーズは敵地ヒューストンでテキサンズに29―7(前半19―0)で快勝。ドラフト全体4番目に指名したルイジアナ州立大出身のRB、レナード・フォーネット(22)が26回のキャリーで100ヤード、1TDをマークした。ジャガーズの新人RBがデビュー戦で100ヤードを走破したのはフォーネットが初めて。テキサンズは先発QBトム・サベージ(27)が不調。後半からドラフト全体12番目に指名したクレムゾン大の新人QBショーン・ワトソン(21歳)を起用したが、勝機は築けなかった。

 1991年シーズン以来、プレーオフでの勝利がないライオンズは地元デトロイトでカージナルスに35―23(前半9―10)で逆転勝ち。5年、1億3500万ドル(約146億円)というNFL史上最高額で契約を更新したQBマシュー・スタッフォード(29)はインターセプトを1回喫したものの、41回中29回のパスを通して292ヤードと4TDを獲得した。20点を挙げた第4Qには2つのTDパスを成功。1試合当たりの“単価”は169万ドル(約1億8000万円)だが、金額に見合う活躍を見せた。

 昨季13勝3敗の好成績を残しながらプレーオフでは初戦でパッカーズに敗れたカウボーイズは、地元ダラスでジャイアンツに19―3(前半16―0)で勝利。暴力行為による6試合の出場停止処分が“保留扱い”となったRBイジキール・エリオット(22)は24回のキャリーで104ヤードをランで獲得。新人ながらリーディング・ラッシャーとなった昨季は7回の100ヤードラッシュを記録しているが、今季も初戦で大台に乗せた。またTEのジェイソン・ウィッテン(35)は7回のレシーブで59ヤード(1TD)をマーク。カウボーイズ一筋で15季目を迎えているが、通算レシーブ獲得は1万1947ヤード(リーグ26位)となり、WRマイケル・アービンが保持していたチームの歴代最多レシーブ記録(1万1904ヤード)を18年ぶりに更新した。

 なおその他の試合結果は下記の通り。マイアミで開催される予定だったドルフィンズ対バッカニアーズ戦は、ハリケーン・イルマの影響で11月19日に延期された。

 <10日の結果>

*ビルズ21―12ジェッツ、レイベンズ20―0*ベンガルズ、スティーラーズ21―18*ブラウンズ、レイダース26―16*タイタンズ、イーグルス30―17*レッドスキンズ、*ラムズ46―9コルツ、パンサーズ23―3*49ers、*パッカーズ17―9シーホークス

 <11日の試合>

*バイキングス―セインツ、*ブロンコス―チャージャーズ

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